出産するまでは肌荒れやニキビに悩むことが少なかった女性でも、産後、急に出現しはじめたニキビや肌荒れに悩む声をよく聞きます。
一時的なものかと思っていたら意外に厄介で、なかなか治らないと育児のイライラも増えてしまいますよね。
特にカサカサとした敏感肌になったり痒みが発生したり、ニキビがいくつも出ていると人に見せるどころか自分でも見たくないということも少なくありません。
1番の原因は産後のホルモンバランスの変化と育児によるストレス。
精神的に疲れが溜まることで、より肌荒れが起こりやすくなります。
この状態で普段と同じスキンケア用品を使ったり、赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足になったりと様々な条件が重なることで余計に酷くなっていくのです。
産後ニキビの原因の一つは女性ホルモンの乱れ
産後すぐはホルモンバランスが乱れているために、肌の状態が安定していません。
特に肌に悪さをするのは「プロゲステロン」「プロラクチン」という女性ホルモンです。
プロゲステロンは赤ん坊の胎盤を作るために使われる女性ホルモンで、妊娠中に増加し産後に元に戻るのでホルモンバランスを乱します。
プロラクチンは母乳が出るように乳腺を発達させるホルモンです。
では、これらの女性ホルモンが原因となっているニキビの対処法はどうするべきか?
どちらも妊娠・出産に関わる女性ホルモンなので、薬で増やしたり減らしたりすることは難しいです。
できてしまったニキビをなるべく早く鎮めることが、最も適したやり方なのです。
まずはできることから!!産後のニキビ対処法6選
1. まずはスキンケア化粧品の見直しを
まずスキンケア用品を普段のものから、敏感肌&ニキビ用のものへと変更することです。
敏感肌になったこともないという人でも、ホルモンバランスの変化は大きく影響を受けるので、知らないうちに肌荒れが発生することがよくあるからです。
使うアイテムがなるべくシンプルで、ストレスにならないものを選んでおくと良いかも知れません。
2. 美肌に欠かせないビタミンCの摂取を心がけて
肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進させる栄養素としてビタミンCがあります。
柑橘類などビタミンCを豊富に含んだ食べ物を摂るようにしてみましょう。
ちょこっとつまむお菓子を果物に変えると手軽に摂取できますよ。
3. 質の良い睡眠が大事
産後のママには難しいですが、質の良い睡眠をとることも重要です。
睡眠時は肌の回復力が高まるので、寝不足だとニキビは悪化するからです。
赤ちゃんが眠っているときに無理して家事を片付けようとせず、少しだけでも一緒に眠っておきましょう。
4. 水分補給を忘れずに
育児中は忙しさのあまり水分の補給を忘れがちになりますよね。
結果、肌が乾燥しがちになるため、水分補給をしっかりすることを忘れないようにしましょう。
特に母乳育児を行っている女性は、意識して飲むことが大切です。
5. 乾燥は肌トラブルの元!室内はとくに注意
肌の乾燥は、様々なトラブルの原因となります。
夏はエアコン、冬は暖房で、意外と室内の空気は1年中乾いています。
乾燥しがちな季節であれば加湿器などを用意して、肌が乾燥しないように工夫しましょう。
6. ストレスは大敵!ママの時間を工夫して
育児によるストレスも肌に関係しているので、週に1度数時間だけでも育児から解放されるようにすると良いでしょう。
余計な出費になるかもしれませんが、シッターを雇ってお願いするというのも方法のひとつです。
また、旦那さんに協力してもらって、ゆっくりとバスタイムを楽しむのもおすすめ。
適度に気分をリフレッシュすることが、笑顔で育児を続けるコツでもあります。
家族にはママの笑顔が何より大切♪
通常、肌の状態は産後からしばらくすれば元に戻るはずなのですが、子育てによる慣れやホルモンバランスが元に戻るには個人差が大きい。
産後すぐに復調できる人と、いつまでも引きずってなかなか治らならい人に分かれます。
ママの笑顔は家族の太陽なので、無理をしない範囲で対処法を実践してみてくださいね。